令和2年1月18日に四條畷市役所で、定例議会が開かれました。本議会では、市長からの挨拶の後、議会期間の決定や各種議案の審議が行われました。議会期間は本日、5月18日1日間と決定され、次々と提出された報告や議案が討議されました。
初めに、亀澤伸危機統括監兼都市整備部長より、「令和元年度四條畷市下水道事業会計繰越計算報告」の説明がありました。繰越額は13億2200万円で、国庫補助金や企業債が財源となるとしました。具体的な事業として田原汚水ポンプ場整備事業が挙げられ、その進捗に関しても言及されました。
次に、東修平市長が提案した議案第1号、四條畷市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてが取り上げられました。市長は、全国的な政令改正を受けて損害補償の基準が見直され、改正が必要であると述べました。この改正に伴い、補償基準の具体的な変更点も説明されました。
続いて、同じく市長から四條畷市国民健康保険条例の改正議案が提案されました。この改正は、新型コロナウイルス感染症対策として、一定期間中に傷病手当金の支給を可能にする内容です。健康福祉部長の松川順生氏が詳細を説明し、市としては国の財政支援に基づき、支給対象を定める必要性を強調しました。
議案第3号、後期高齢者医療に関する条例の改正も発表され、これら一連の議案については、質疑応答が行われ、最終的にいずれも原案通り可決されました。感染症対策に関する内容が多く含まれたことが特徴的でした。市民生活部長は、特に自営業者やフリーランスの支援が必要だと訴えましたが、市独自の補償制度の設立は難しいとの態度を示しました。
その後、農業委員会委員の任命や、議長及び副議長選挙が行われ、瓜生照代市議が新議長に、森本勉市議が副議長に選出されました。新体制への期待が高まる中、市と議会の連携強化が求められています。