令和2年10月27日、大阪狭山市議会が緊急議会を開催した。
本日の議題では、令和2年度一般会計補正予算が中心となっている。また、議事に関しては会議録署名議員の指名も行われた。出席議員は13名、欠席議員は1名であり、古川照人市長は議案第105号について具体的な内容を説明した。
提案内容は、障がい児および小児慢性特定疾病児童へのインフルエンザワクチン接種費用の助成に関し、歳入歳出それぞれ110万円の増額を求めるものであると市長は強調した。歳入の部での増額は財政調整基金からとなり、歳出の部では新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの併発による重症化リスクを抑えるための助成金が含まれる。
質疑では、井上健太郎議員がインフルエンザワクチンの供給状況について質問した。彼によると、高齢者への無償接種が始まっており、ワクチンが品薄のため予約が取れない状況が発生しているとのこと。これに対して、健康福祉部の山本泰士部長は、今後の供給予定について言及し、11月以降の供給が見込まれていることを伝えた。
最終的に本案は全ての議員による賛成により可決され、古川市長は迅速な判断への感謝を述べた。市立図書館相互利用の開始に関しても報告され、市民にとっての利便性向上が期待されている。
今年の文化芸術祭などの地域イベントが新型コロナウイルスの影響で中止や縮小される中、健康には十分な配慮を求める声も強まっている。市長は、市民が新しい生活様式を実践し、感染防止に努めるよう改めて要請した。