令和3年12月8日、交野市議会において一般質問が行われている。議員達は新型コロナウイルスワクチンの接種状況や教育環境の改善など、多岐にわたるテーマについて活発に意見を交わした。
特に、片岡弘子議員が提起した環境対策は注目を集めた。彼女は、環境基本計画において交野市もゼロカーボンを目指すべきだと主張した。環境部長の濱中嘉之氏は、2050年カーボンニュートラルの視点が必要であると認識しており、すでにワーキンググループを立ち上げ計画を策定中だと回答した。さらに、プラスチックごみ問題などの多岐にわたる環境保全策についても議論された。
議論の中で、受動喫煙防止対策に関しても触れられた。島田国久健やか部長は、健康増進法の改正によって、喫煙者には周囲への配慮が求められると説明。路上での喫煙に関する市民の声が寄せられており、今後のさらなる対策が求められる。
また教育環境に関連して、片岡議員は魅力ある学校づくりを提案し、教育長の北田千秋氏はこれに応じ、市の取り組みについて説明した。今年度中には新たな学校の開設が予定されており、教育環境の充実が期待される。
市民の安全・安心のために交通対策も重要視されている。議員からは通学路の安全性や駅付近の環境改善に関する提言がなされ、受動喫煙防止策と合わせて、健康な市民生活を保障する政策が求められた。さらに、星田エリア事業についても、地域住民の意見を十分に反映させながら進める必要性が強調された。
こうした議論を経て、教育や環境問題は市民にとっての重要な課題であり、市として今後の改善策を求められ続けていることが再確認された。議員達は、今後さらなる情報発信と積極的な市民参加を促進することで、交野市の住民の生活向上を目指す意志を示している。