令和2年8月19日、うるま市議会は第141回臨時会が開催された。
本会議では、在沖米軍に対する新型コロナウイルス感染防止策を求める意見書および決議が全会一致で可決された。議員たちは、この文書が市民の安全確保に寄与するものと位置づけている。
特に、提出者の又吉法尚議員は、感染者数が増加している状況を指摘した。現時点で、市内における感染者数は66人に達している。また、米軍関係者からも感染者が報告されており、リスクが高まっていることが強調された。
意見書には、米軍関係者の入国時にPCR検査を徹底することや、感染者の基地内隔離等の徹底を求める項目が含まれている。更に、意見書では日米地位協定の改定についても言及されており、感染防止策が国内法の適用を受けるよう求めている。
続いて採決が行われ、発議第14号についても同様に全会一致で可決された。こちらは、米軍に対する決議であり、政府に感染防止の徹底を求める内容である。議長は、米国側への情報公開や適切な措置の要請を強調した。
さらに、日程にはパラシュート降下訓練に関する意見書と抗議決議も含まれており、地元市民の安全確保を重視した内容となっている。これらの訓練中止についても意見が一致し、早急な対応を求める意見が相次いだ。
今回の会議は、市民の安全への強い関心が示されたものとなった。特にコロナウイルスの影響下での危機感が議員たちの発言に表れており、今後の対応が注目される。