令和4年の定例議会において、複数の議員から重要な質問が挙げられ、特に市道安慶名西原線の進捗状況や川崎小学校周辺環境について、具体的な答弁が求められた。
まず、國場正剛議員が市道安慶名西原線の進捗について質問した際、都市建設部の浜田宗賢参事が、物件等補償56.7%、用地買収73.1%との数字を示し、道路幅員の狭さが問題であることも指摘した。
さらに、川崎小学校周辺の環境の悪化について、地域住民からの要望があり、学校迄の通学路の直轄部分の舗装やカーブミラー設置が求められる中、教育部の目取真康史部長は予算の範囲内で対応する意向を示した。
また、公民館建設に関しては、市民部の新里禎規部長が、自治会からの要望を受け、適切な補助の仕組みを作ることを約束した。特に、地域の文化財であるオイコバシの指定について議論され、その歴史的価値が高まると期待される。
次に、作業療法士の巡回相談事業の効果について、関係者から高い評価があることも明らかになった。特に、学校生活に適応できない子どもたちへの支援が強調された。
消防職員の定数と業務負担に関する議論では、新垣隆消防長から、条例定数130名を達成する予定との発表があり、今後の人的資源の確保や業務継続計画についても言及された。
最後には、具志川小学校の校舎増改築について議題となり、地域住民の意見を取り入れる姿勢が示され、コミュニティスクールとしての役割も強調された。
このように、行政と地域住民とのインタラクションが求められる中で、今後どういった対応が取られるか注目されるとともに、地域の活性化にもつながることが期待されている。