令和3年第202回名護市議会定例会では、名護市交通安全運動出発式の案内や様々な陳情、請願が討議された。
特に、名護市議会会議規則の一部改正については、標準市議会会議規則に基づいた改正が提案され、名護市議会もこれに賛同している。
今回の会議では、後期高齢者医療制度に関する意見書も取り上げられた。
川野純治氏(民生教育委員会委員長)は、「高齢者医療の負担を増やすことは命に関わる問題である。窓口負担2割化は中止すべきだ」と意見を述べた。
この意見書案は、コロナ禍の影響を受けている高齢者の生活を非常に苦しい状況に置くとの観点からも、多くの議員から賛同を得て可決された。
医療・介護の提供体制を強化し、国民の安心を保障するために、医師や看護師の増員を求める意見も出された。
特に治療や介護を必要とする高齢者が多く、支援の重要性が強調された。
また、沖縄戦との関わりが深い場合においては、戦没者の遺骨の扱いが問題にされ、土砂埋立てに使用しないよう求める声が上がった。金城隆氏(軍事基地等対策特別委員会委員長)は、その重要性を強調し、「歴史を直視し、今後の取り組みが必要である」と述べた。
このように、名護市議会では地域の声を反映させるために様々な陳情や請願が討議され、医療や福祉における市民の権利が守られ、将来に亘る安全で安心な社会の確立を目指している。