令和2年9月3日、第200回名護市議会定例会が開会した。
議会は名護市誕生から50周年を迎え、記念すべき定例会である。
式典では、大城秀樹議長が市民への感謝とこれまでの歴史を振り返りながら、
本市の発展に尽力した関係者に敬意を表した。
また、渡具知武豊市長もこの特別な日を祝し、
市議会議員や市民の協力に感謝の意を述べた。
続いて台風第8号と第9号の被害状況が報告された。
総務部長の祖慶実季氏は、台風による影響はあったが、
人的な被害は確認されていないと述べた。
台風第8号では、床下浸水や道路冠水などが報告され、
台風第9号では、農作物への被害が大きかったとのことだ。
農作物の被害額は速報値で約1,639万円に上る。
新型コロナウイルス感染症に関連する状況についても報告が行われた。
祖慶実季氏は、先月末の時点で陽性者は29名で、解除者は21名に達したとし、
密接接触者への調査が続いていると強調した。
市では米軍基地における感染拡大防止についても、
継続的に支援を要請していることが重要視された。
注目の議案の一つ、名護市職員の給与に関する条例改正では、
新型コロナウイルス感染症に係る防疫作業手当が新設される予定だ。
これは、感染症患者への対応を行った職員に対する手当で、
具体的には日額290円が支給される。