令和3年2月1日、宜野湾市議会臨時会は新型コロナ対策や米軍機の夜間騒音問題について重要な決定を行った。
この日の臨時会では、全議案が全会一致で承認された。特に注目すべきは、米軍機による夜間騒音被害に対する抗議決議である。基地関係特別委員会の委員長である知名康司氏は、米軍機による騒音の影響について市民が抱える不安を強調した。「騒音被害を軽減するため、厳格な規制を求める」と述べ、市民生活への配慮を求めた。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響に関する意見書も採択された。この意見書では、沖縄県の緊急事態宣言を受け、市民や県民が直面している厳しい状況を改善するための支援を要請している。提示された内容には、無料でのPCR検査や医療施設従事者への慰労金支給、ワクチン接種に関する市町村間の人員配置支援などが盛り込まれた。新型コロナウイルス等感染症対策調査特別委員会の委員長、呉屋等氏は、「皆で協力し、この困難な時期を乗り越えなければならない」と訴えた。
また、令和2年度一般会計補正予算の専決処分に関する議案も承認された。市長の松川正則氏は、新型コロナ対策を迅速に進めるために、補正予算の必要性を説明した。補正後の予算は602億9,152万円となり、行政サービスに必要な資金が確保されることになった。
これらの議決は、地域における新型コロナウイルス対策や安全・安心な市民生活を確保するため共通の目的を持ち、議会が一丸となって取り組んでいることを示している。今後も議会は、市民の声を反映し、効果的な施策を講じていく意向を示している。