令和6年度宜野湾市議会定例会が開催され、施政方針など多くの議題が取り上げられた。
松川正則市長は、施政方針において市の主要施策や予算を詳しく説明した。現在、普天間飛行場の問題が進展していると述べ、返還促進に向けた取り組みを強調する一方で、地域住民の安全と平穏を確保する必要性も指摘した。特に、地域開発において医療施設の整備や健康増進活動が重要だとした。
予算に関する議案では、令和5年度一般会計補正予算が全会一致で可決されたことが報告された。補正額は573億4,527万2,000円で、これは人件費や様々な事業に基づいている。経済や福祉関連も多く、特に介護保険特別会計においては、高齢者の福祉向上に貢献する方針が見られた。
議案第10号として、令和6年度国民健康保険特別会計予算も上程され、歳入歳出予算は117億6,688万円とする案が提案された。また、高齢者医療特別会計予算は各会派から賛同を受け、令和6年度予算の継続的な拡充が見込まれている。
オスプレイの飛行再開についても議論があった。市議会では、飛行再開に関する抗議決議が全会一致で可決された。市長が「市民の安全を守るために声を上げ続ける」との姿勢を強調し、オスプレイ関連の問題に対し一層の注意を促した。
今回の定例会では、議題が数多く取り上げられ、施政方針や各種予算案への賛同が得られ、多くのプロジェクトが進む見込みとなった。議会関係者は、引き続き市民に寄り添った施策の検討を進めていく意向を示している。