令和5年第1回高梁市議会の一般質問が行われ、議員各自が市の業務について様々な質問を行った。
特に、石部誠議員は行政改革に関する質問を行い、市民合意と周知徹底の重要性を強調した。また、計画中の大型公共事業に関しても懸念を示し、市民感情との乖離を指摘した。
北畑太一総務部長は、行政改革の目的が市民福祉の向上であると述べ、行改革の進捗について市民からの意見を反映させる積極的な取り組みが重要であるとした。石部議員は別の問題として、公共施設見直しに関する具体的な数値目標についても言及し、高梁市の公共施設の引き続きの維持管理に対する方針を求めた。
平松久幸議員は、備中松山城と城下町の魅力向上についても触れ、老朽化が進む桜並木や周辺のパラペットについて、維持管理への取り組みを要求した。市では樹木医を招き、桜並木の土壌改善に努めていると応じ、市民の憩いの場であることを認識した。
また、公共施設の見直しについて、北畑総務部長は高梁市で計画している公共施設等総合管理計画に基づき、今後40年で40%の公共施設面積を削減する必要があるとし、その根拠を岡山県内の平均数値と比較して示すとともに、高梁市独自の特性を今後の施策に反映する意向を示した。更に川上修一議員が指摘した「地域窓口の重要性」についても、市は引き続き地域住民の声をしっかりと反映させる取り組みを行う意志を持っていると述べた。
防災ラジオについても、政府からの支援が続く中、地域の重要な情報伝達手段として機能していると市からの報告があった。しかし、設置に関する課題も多く、特に高齢者向けの対応については引き続き改善が求められる。また、防犯カメラについても、市全体での設置状況を改善し、主要道路の防犯強化に努める意向が示された。