令和3年2月岡山市議会で、重要な議題が討議された。
新型コロナウイルス感染症に関連する支援策が中心であり、特に広域避難者への配慮が強調された。
市長の大森雅夫氏は、避難者数が577人と報告し、今後の支援の重要性を述べた。「避難者のニーズにしっかり寄り添っていきたい」と強調し、特に地域コミュニティの再生が求められていることを認識している。
教育関連では、岡山市の教育に関する調査結果が発表された。回収率は94.5%と出席者の関心が高まっていることが示された。分析結果は「地域行事への参加が減少したものの、地域への関心が高まっている」とした。
また、35人学級の導入が進む中、教員の人員確保と教室の準備が課題として挙げられた。教育長の菅野和良氏は「今後更なる支援体制の充実を図っていきたい」と述べた。
吉備路エリアの魅力向上に向けては、高松城址のVR制作や千足古墳復元事業が進められている。その中で、陣屋町の再生が課題となっており、伝統的な地域資源の活用が呼びかけられた。巡回バスの運行も検討されており、観光向上に期待が寄せられている。
耕作放棄地問題も議題にあがり、農業委員会では79ヘクタールの耕作放棄地が確認されたことが報告された。赤坂隆産業観光局長は「農業の活性化に向け、若手農家の支援を強化していく」との意向を示した。