令和元年第4回豊後大野市議会定例会が実施された。
主要議題の中には、豊後大野市支所設置条例の一部改正や個人情報保護条例の改正があり、これらは全会一致で可決された。
特に、支所の位置変更に関する改正では、「年度内の移転完了を目指す」と市の執行部が強調した。支所、公民館の整備に伴い、移転先の選定が問題となり、議会では慎重な審議が行われた。
次に、職員の給与に関する条例の一部改正が提案された。執行部からは「国、県の人事院勧告に基づく給与改定」と説明され、賛成多数で可決された。議員からは「改定による影響額の質問が相次ぎ、今後の財政への配慮が求められている」との意見があった。
また、特別職の給与改定については、引き上げ内容に対し、議員の反対意見も見られた。「市長、副市長の期末手当引き上げは必要ない」と述べた神志那文寛議員は、反対討論を行い、地域経済との兼ね合いを指摘した。これに対し、小野泰秀議員は「経済情勢を考慮した公平な判断が必要」と賛成討論を展開した。
県内の財政状況についても言及があり、一般会計の補正予算は1億1,835万2,000円の追加が提案された。その中には、議員の期末手当引き上げに使われる予算も含まれており、質疑が活発に行われた。
最終的に、野村開発、環境衛生に関する条例改正や、水道事業、浄化槽施設の特別会計補正予算も可決された。議アジェンダには多岐にわたる内容があり、慎重な審議を経て実施されることになった。
議会は、次回に向けて「市民に対する透明性ある政策提案」を行っていくことを誓い、会議を閉じた。