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新図書館の充実と市民病院の今後が重要な議題に

豊後大野市議会で新図書館・市民病院の今後について議論。行政情報の提供強化も計画。
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令和元年第4回豊後大野市議会定例会では、図書館や病院、学校教育、飲料用水供給の課題が議論された。

新図書館と新歴史民俗資料館について、赤峰映洋議員は充実した運営の具体策を問うた。教育次長の衛本浩二氏は、図書館の目的を「地域と人と智がつながる拠点」とし、蔵書を過去の約2.4倍に増やすことを述べた。特に、利用者の利便性を向上させる方針が示され、教育の充実を目指す。

また、赤峰議員は図書館の閉鎖について懸念を示し、代替施設の設置を求めた。深田宏文社会教育課長は、完全休館についての理由を説明したが、利用者の声に耳を傾け、図書館機能の維持策を提案する必要があるとの意見も飛び交った。

続いて、豊後大野市民病院の今後についても議論される。赤峰議員は公立病院の存続に不安を感じているとして、今後の対策を問うた。伊東一也市民病院事務長は、地域医療構想についての意見交換が進められていると回答。医療スタッフの確保や医業の持続性が課題であり、病院経営の効率化が要請されているが、地域医療を支える役割を遂行する意向が表明された。

学校教育の充実については、吉藤里美議員が連携型小・中一貫教育の成果を問うと、教育長は教職員間の連携が進んだことを強調した。一方で、9年間を通じた指導体制の整備を進めていく方針を示した。また、読書活動の推進に関する議論も行われ、司書の役割とその兼務についても意見が交わされた。

飲料用水の安定した供給に関しては、大野町水道の水源にトラブルがあったことが問題視され、課長は取水量の回復策として洗浄作業の必要性を挙げた。市内の水道区域の拡大については厳しい地理的条件があるとしつつも、今後の状況を見据えた柔軟な対応が求められた。

最後に、障がいのある方への防災行政情報の提供についても取り上げられ、情報伝達手段の多重化が進められる一方、聴覚や視覚に障がいがある人々への情報提供方法についての工夫が必要であるとの意見もあった。市長は地域貢献の姿勢を強調しつつ、障がい者支援に意欲を示している。

議会開催日
議会名令和元年第4回豊後大野市議会定例会
議事録
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