令和3年4月16日に開催された王寺町第2回臨時会では、重要な議題が多く取り上げられた。
まず、初めに議長の辞職と新たな議長の選出が行われ、再び中川義弘氏が選任された。これに対して新議長は、議員の支持に感謝し、議会の運営に尽力すると述べ、住民福祉の向上と町の発展を目指す意向を示した。
次に、副議長の辞職があり、沖優子氏が再任されることとなった。沖氏も同様に住民に身近な議会を築くための努力を誓った。
その後、王寺町介護保険条例と国民健康保険税条例の改正についても議論され、特に新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した被保険者への保険料減免が検討された。平岡副町長がその必要性を強調し、議員たちはそれに賛同する姿勢を示した。
さらに、王寺町議会議員政治倫理条例についても改正が提案され、応募者が不足した場合の委員数を「9名以内」とする旨が説明された。議員たちからは特に異論は出なかった。
また、臨時会では専決処分に関する報告がなされ、住民福祉部から健康子育て支援部への移管が含まれる。この移管は、部の名称変更とともに実施されることが決まった。
最後に、議会は様々な委員会の選任についても合意に達し、適任者が決定された。さらに、議会改革の継続的な調査についても承認を得た。
このように、臨時会は慎重な審議のもと、即決を含む多くの議案が承認され、町政の進展と住民サービスの向上に向けた重要な意義を持つものとなった。平井町長は、会議の最後に今後の施策について言及し、町民の理解と協力を求めて閉会の挨拶を行った。