令和3年6月、市議会は定例会を開催し、様々な議案と請願が審議された。
初めに、議案第71号から議案第84号までの一括議題が取り上げられ、経済文教委員会からの報告が行われた。経済文教委員会委員長の手塚秀樹議員は、商工観光部の経済支援策の実施状況について説明を行った。新型コロナウイルス感染症対策として、消費喚起を狙ったプラチナチケットの販売など多角的な支援策を求める声が強調された。
文化スポーツ振興部に関連しては、7月に予定されているデンマークの競泳チームの合宿について、安全な受け入れのための新型コロナウイルス対策の徹底が求められた。教育委員会の堀内伸悟議員は、生理用品の提供や相談がしやすい環境づくりを提案し、現場の子供たちへの配慮を強調した。
請願第8号に関しては、学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションを進める意義が確認され、議会内では教育環境の向上に向けた期待が寄せられた。
特に注目されたのは、請願第9号「安全・安心な東京オリンピック開催を望む決議」に関する議論である。小泉一真議員は、オリンピック開催を支持する意見として市民の期待を反映すべきと訴えた。この意見に対しても賛成者や懸念を示す意見が相次ぎ、前向きな議論が展開された。
締めくくりとして、福祉環境委員会からも様々な議案が審議され、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況についても報告がなされた。
今後、市民の声を的確に反映し、持続可能な市政を築いていく必要性が強調されている。