6月19日、箕輪町役場において令和5年6月定例会が開催された。
この日、報告された常任委員長の発表後、複数の議案、特に教育、福祉に関連する議案が審議された。最初に議題となったのは、若草園の増築改修および三日町保育園の増築工事の請負契約についてで、町長の白鳥 政徳氏が工事内容と契約金額を説明した。工期は令和6年2月9日までで、契約金額は5,995万円と明示された。
次に、議案第10号「さらなる少人数学級推進と教育予算の増額」に関する意見書の提出が議題に上がり、この案は福祉文教常任委員長の中村 福祉文教常任委員長によって提案された。教師一人あたりの生徒数を減少させ、教育環境の改善を求める意見が一致して採決され、原案通り採択された。
一方で、議案第11号「へき地教育振興法に鑑み、へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める意見書も重要な焦点となり、再度、福祉文教常任委員長が提案。その内容と重要性により全員一致で採択された。議長は、この手当の支給率が上がることで、教員の周辺環境が改善されることを強調した。
議案第12号と第13号に関しては、介護保険制度の改善と健康保険法等改正法の見直しが求められ、いずれも採択される見込み確認された。これは高齢者の医療負担を軽減するための重要な意見書である。さらに、議案第14号「箕輪町議会議員の請負の状況の公表に関する条例」および第15号の「個人情報の保護」に関する条例も可決された。
最後に、今回の定例会で全ての議案を終了し、閉会の運びとなった。議長の日野は出席者に感謝し、さらなる議会活動への参加と理解を求めた。