令和元年9月の宇治田原町議会定例会が、9月6日に開かれた。
本会議では松本健治議員が一般質問を行い、主に子どもたちの安全や交通事故防止に関する懸念を表明した。
松本議員は、自転車の交通安全について懸念を示し、特に国道307号線での自転車と歩行者の接触事故の危険性について言及した。教育現場での安全対策や、地域全体での交通安全教育の重要性を強調した。さまざまな団体との連携を強化し、自転車と歩行者の通行区分を明示することが求められ、奥谷総務部長は現行施設の改善に努める意向を示した。
次に、健康増進法の改正に関連して、受動喫煙対策の周知徹底が課題となった。松本議員は、役場内での喫煙の実態と共に、住民への啓発の重要性について触れた。山下副町長は、喫煙対策への今後の取り組みを約束した。
また、新庁舎の移転に関して、公共交通のルート見直しが必要だとの意見が上がる中で、黒川まちづくり整備推進担当部長は、町住民のニーズを考慮しつつ、交通機関との連携促進に意欲を示した。
他に馬場哉議員がごみ行政の課題と、学校給食の食品ロス問題が取り上げられ、まちの環境施策や子どもたちの食育の取り組みが語られた。
また、原田周一議員は温室効果ガス削減に向けた山林管理として、FM認証の導入や、役場庁舎の温室効果ガス削減計画について質問し、建設事業部長はその重要性とともに持続可能な林業支援の方向性について触れた。