亀岡市議会は、令和5年第2回定例会を開催し、数多くの重要な議題について討議が行われた。
最初に議会では一般質問が行われ、福井英昭議員は、台風の影響や防災に関する懸念を述べた。特に、台風による被害が亀岡には少ないものの、温暖化による影響が心配されていることを訴えた。福井氏は、農業用の里道の管理についても質問し、桂川市長（桂川孝裕）が日常管理は地元の自治会が行っていると答えた。
その後、議会は第1号議案から第48号議案に進み、各議案の質疑、付託が行われた。特に注目されたのは、国道423号法貴バイパスの整備である。このバイパスは本市から阪神地域へのアクセスを強化する重要な道路であり、完成に向けた期待が寄せられている。市長は、この整備が地域の活性化に寄与することを強調した。
続いて、消防西部分署の設置についての議論も行われた。市長は、南丹市や京丹波町との連携を高める中で、西部地区への消防署所設置の必要性があると回答した。また、災害時の相互応援協定を結んでいる地域との防災訓練の実施についても検討すると述べた。
さらに、有害鳥獣の捕獲に関する議題では、相互連携の強化が必要とされ、府域を超えた捕獲が認められるよう、協議を進める意向が示された。有害鳥獣の被害が地域農業に及ぶ影響を軽減するため、地域の猟友会と連携した精鋭部隊の設置も提案された。
教職員の働き方改革に関しては、教育現場でのデジタル化が進む中、保護者との連絡がスムーズになるよう、特にアプリの導入が進められていることが紹介された。
最終的に、地域課題や水道行政の継続的な伝承も含め、多様な議題について活発な意見交換が行われた。これらの取り組みを通じて、亀岡市は、住民の生活環境を向上させ、地域活性化を図るための課題解決を目指している。議会は、今後も地域の実情に即した施策を進めていく意向を示している。