令和2年6月8日、亀岡市議会定例会が開催された。
本会議では、重要な議題がいくつか取り上げられた。
会議録署名議員の指名や会期の決定、新型コロナウイルス対策を含む各種報告と議案についての説明が行われた。
最初に、議長の齊藤一義氏が開会を宣言し、報告を行った。市長からは、地方自治法に基づく予算の報告が4件提出された。
特に、緊急時における新型コロナウイルス感染症への対応が強調された。市長の桂川孝裕氏は、「新型コロナウイルス感染症がもたらした影響に対する緊急対策」と言及し、予算に関する重要事項を説明した。
報告第1号では、一般会計補正予算の追加について議題に上がった。10万円を支給する特別定額給付金や、児童手当受給世帯への支援策など、コロナに対する経済的支援内容が具体的に示された。
これにより、総務費への89億100万円、民生費への1億1,170万円が計上されている。地域の生活支援策としての取り組みが重要視されている。
さらに、報告第2号から第4号では健康保険や後期高齢者医療に関する予算についても触れ、新たに実施される施策の理解を求める発言が続けられた。これらは、コロナ渦の中、特に影響を受けた世帯への配慮から生まれたものだ。
市長はまた、環境政策についても言及。プラスチックごみ問題を解決へ、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」の推進に期待を寄せている。具体的には、代替紙袋の共同購入を支援する事例が取り上げられた。
議会の決定により、本定例会の会期は292日間と定められた。この決定を受け、議長は改めて議員の協力を求めた。議長は「議会の継続的な進行を図るため、透明で公正な運営を目指したい」と強調している。
最後に、次回は6月16日午前10時から一般質問を行う予定であり、参加者に対し慎重な審議を要請し散会した。