令和2年12月22日、南九州市議会で第6回定例会が開催され、複数の議案が審議されました。この日の会議では、様々な条例改正や予算補正が可決され、教育環境の整備に関連する重要な議題も取り上げられました。
特に、議案第89号の南九州市子ども医療費助成条例の改正は、高校生や小中学生に対する医療費助成の改善が盛り込まれました。これにより、高校生101人、小・中学生245人が対象となり、特に非課税世帯に対する支援が強化されることになります。市側は、医療機関での窓口負担金が不要になることを説明しました。
また、議案第93号の令和2年度南九州市一般会計補正予算においては、歳入が14億円増加する見込みが示されました。これには、ふるさと寄附金の増加が大きく寄与しているとのことで、経済活動の活性化に期待が寄せられています。議員からは、補正予算の使途に対する具体的な質問があり、各担当課での十分な説明が求められました。
さらに、この日の議会では、少人数学級の設置を求める陳情も審議され、賛成多数で一部採択されました。教育環境の改善を図るため、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学校現場において、少人数教育の必要性が一段と強調される形となりました。議長の加治佐民生氏は、少人数学級がもたらす教育的効果に期待を寄せつつ、今後も議会として継続的な関与を約束しました。
最後に、議会運営委員会及び常任委員会の閉会中の継続調査に関する決議もなされ、議会の運営が円滑に行われることを目指しています。結果として、これらの審議は、南九州市民の生活向上に寄与することを目指して進められています。