令和元年第3回高松市議会が6月27日に開催され、様々な議案が論議された。
出席議員全40名の参加のもと、議会では議案第119号から134号までが一括議題とされ、各会派の代表質問が行われた。議会の冒頭、自由民主党議員会の白石 義人氏が、市長の4期目の決意やたかまつ創生総合戦略について質問した。
市長の大西 秀人氏は、人口減少や超高齢社会への対応を強調し、新たな施策に取り組む意気込みを示した。一方、たかまつ創生総合戦略については、現 戦略の総合的な評価が行われ、目標達成に向けた必要な施策の見直しや次期戦略策定への取り組みが求められていることが明らかにされた。
また、行財政問題に関しては、厳しい財政状況が続く中での自主財源の確保や歳出の見直しが必要とされ、新たな予算案の提出が行われた。特に、A.I.やRPAの導入による業務効率化が重要なテーマとして取り上げられ、時間短縮や市民サービスの向上が期待されている。府中市などで実施されている入札制度の見直しについても、地元建設業の育成や発注の公平性に配慮した施策の推進が求められた。
さらに、中心市街地の活性化については街の魅力を高める施策が示され、地域住民との連携を強化する必要性が指摘された。特に、観光資源の活用や都市機能に応じた施設の充実が期待され、地域に根ざしたまちづくりの重要性が強調された。
議会の議論を通じては、さらなる意見交換が求められており、より包括的な視点からの施策提案が期待されている。今後の市政運営について、市長が声を寄せている市民の声や意見を反映させる取り組みが、情勢を見据えた施策展開に重要であると位置付けられた。