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高松市議会、空き家対策や消防署整備方針など議論

高松市議会では空き家問題や消防署整備方針、学生自習室確保について議論が交わされた。市は各対策を強化し、支援に努める方針を示した。
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高松市は、様々な課題に対応するための施策を進めている。特に空き家問題に関しては、街の景観や安全性を損なう要因として重要視され、具体的な対策を求める声が高まっている。杉本 勝利議員は、「空き家の状況等について」で、現在過去の調査結果を提示し、約8,000軒の空き家が存在することを示し、危険家屋を含む多くの問題があると訴えた。このことは現在の行政の人材不足とも結びついており、より強力な体制の構築が求められると強調した。市民政策局長の佐々木 和也氏は、空き家等実態調査の結果を踏まえ、管理不十分な空き家への施策について言及。今後の取り組みとして、管理が不適切な空き家の所有者への指導を行う方針を示した。

北消防署の整備方針に関する質問でも、特に老朽化が進む消防署の現状とその必要性が指摘された。住谷 篤志議員は、北消防署の整備方針を求め、「消防機能の維持には早急な検討が必要」と訴えた。辻本 哲彦消防局長は、消防署の整備を今後どう進めるべきか、多彩な選択肢を視野に入れて検討する必要があると答えた。

また、琴電の駅周辺における自転車駐車場問題に関しても議論が交わされた。対象者の居住エリア内での放置自転車の現状が、街の美観と安全に影響を及ぼしているという意見が相次ぎ、都市整備局長の木村 重之氏は、既存の対策に加え、環境整備について取り組む意向を示した。

学生の自習室確保については、藤本 泰雄教育長が、自習環境の拡充に向けた具体的な施策を発表しつつ、図書館などでの利用状況に配慮した対応を進める必要性について触れた。

また、選挙制度に関する議論も存在した。投票率の低下について、井上 悟選挙管理委員会委員長は、特に若者の投票率の低迷を憂慮し、促進策や周知徹底を強化していく方針を示した。

議会開催日
議会名令和元年第4回高松市議会
議事録
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