令和6年第2回金ケ崎町議会臨時会が3月4日に開会され、重要な議題が扱われた。
この臨時会では、初めに仮議席の指定が行われ、その後に議長選挙が実施された。議長には伊藤雅章氏が選出され、今後の議会改革や議会運営の方針についての考えを述べた。特に、地方公共団体の自主性と町民との関係の明文化、そして町民福祉向上に向けた基本条例の制定に取り組む意向を示した。これに対し、議員たちは新たな体制の下での活動に期待を寄せている。
次に副議長の選挙が行われ、巴正市氏が選任された。巴氏は、議長を補佐しつつ議会活動を円滑に進めることへの意気込みを語った。議席はくじ引きで決定され、各議員の位置も確定された。
また、常任委員会のメンバーも選任され、教育民生常任委員会の委員長には高橋美輝夫氏が選ばれ、副委員長には山路正悟氏が選出された。産業建設常任委員会の委員長には佐藤千幸氏、副委員長は千田眞一氏となり、議会広報常任委員会の体制も整った。各新委員長は今後の活動に取り組み、建設的な議論に貢献する意志を示した。
さらに、町政調査会の会長には及川権一氏、副会長には阿部隆一氏が選任され、議会運営委員会の会長と副会長もそれぞれ選ばれたことで、議会の機能を強化する姿勢が示された。
最後に、奥州金ケ崎行政事務組合議会議員の選挙も行われ、千田眞一氏、高橋美輝夫氏、阿部典子氏が当選した。議会活動がこれからの町の発展に向けて重要であることが強調された。議会からは、より多くの町民に議会活動に関心を持ってもらうための広聴広報の充実も求められる。
このように、金ケ崎町議会は新たな体制の下で地域のニーズに応えるべく、議会運営の効率化や改革に努める姿勢を打ち出しており、今後の町政への影響に注目が集まる。