令和元年9月17日、釜石市議会にて臨時会が開かれ、議長及び副議長の選挙や補正予算の承認が行われた。
本会議は十八名の議員が出席し、議長が選出されるまでは年長議員の川嶋 昭司氏が臨時議長を務めた。議長の選挙では木村 琳藏氏が、投票の結果、十五票を獲得し当選した。木村新議長は今後の議会活動に対して市民と共に釜石市の未来を創る決意を表明した。
また、副議長には菊池 秀明氏が選出され、任務の重大さに対する誓いも述べた。議会では地域の課題に応えるため、山積する問題に取り組む方針を示した。
さらに、釜石市議会委員会条例の一部改正が提議され、現在の議員定数を考慮した構成が話し合われた。千葉 榮氏が提案理由を説明し、委員会活動の持続性を担保するための改正の必要性を訴えた。全会一致でこの改正案は可決された。
今回の臨時会では、令和元年度釜石市一般会計補正予算(第3号)の専決処分が承認された。この補正予算は6100万円の増額で、災害復旧事業に必要な予算が含まれている。
また、議案第76号の小佐野コミュニテイ会館に関する条例の一部改正も話し合われ、消費税率の引き上げに伴う改正案への質疑もあった。深澤 秋子氏は消費税の負担が市民に及ぼす影響を懸念し、議論が活発に展開された。
議案第77号から第80号では、さらなる補正予算と教育委員の任命、監査委員の選任などが行われ、一括で採決され可決された。市長の野田 武則氏も議会に出席し、釜石市の復興に向けた取り組みを強調した。
最後に閉会中の継続調査が決定し、今後の課題に取り組む体制が整えられた。釜石市議会は市民とのコミュニケーションを重視し、今後も地域の発展に寄与する姿勢を示している。