令和5年12月14日に開かれた令和5年第4回高萩市議会定例会では、重要な議案が多数審議された。
この日の議題には、令和5年度高萩市一般会計補正予算などが含まれ、特に土木費に関する質問が目立った。議員の田所和雄氏は、土木費の市道舗装改良事業について質問した。
鈴木良之産業建設部長は、工事費用は3,200万円であると述べる一方、その理由に関して、「市有地の売却に伴い、隣接道路の整備が必要になった」と説明した。具体的な工事内容としては、南に向けて幅員10メートルの道路改良が行われる。
また、同議会では、農業用施設の災害復旧事業についても質疑が交わされた。田所氏は復旧事業の対象となる箇所数を尋ね、鈴木部長は「農道13か所、水路59か所の計72か所である」と回答した。
この事業にかかる費用は4,250万円とされており、工期については「来春の耕作開始に間に合うよう速やかに発注します」との目標が掲げられた。
さらに、河川災害復旧事業についても触れられ、多々良場川や横川川など4河川が指定された。鈴木部長は「補正予算成立後速やかに工事を発注し、年度内に完了させる」と強調した。
このように、各議案の審議は順調に進められ、提出された議案についてはそれぞれの委員会に審査が付託された。議長の寺岡七郎氏は、「以上で日程は終了し、次回は20日から再開される」と告げ、会議を閉じた。今後の進展が注目される。