令和5年第2回城里町議会定例会が6月13日に開催された。
議題には、城里町国民健康保険条例及び税条例の改正が含まれ、すべての提案が原案通り可決された。具体的には、国民健康保険税条例の一部改正が討論を経て承認され、「賛成多数で承認された」との結果が報告された。
また、関 誠一郎議員はこの改正の必要性を強調し、今後の影響についても言及した。続いて、令和4年度一般会計及び令和5年度の補正予算関係の議案が一括して上程され、こちらも賛成多数により可決された。特に、令和5年度一般会計補正予算第1号についての説明があり、町長の上遠野 修氏は「必要な財源を確保し、地域福祉の向上に貢献する」と発言した。
注目されたのは、議案第38号に関する工事請負契約の締結の議論である。町長は「早急に新設工事を進める必要がある」と説明するも、一部議員からは「非常に問題がある」との指摘が続いた。特に藤咲 芙美子議員からは、「補助金が確定していない前に入札は異例だ」との懸念が示された。町長は、その経緯について、補助金の要項に従い入札を進めることにしたと回答。
また、教育関連予算についても発言があり、「新設されるおひさま学童クラブの目的・運営方針について議論する必要がある」との意見が出た。これに対し、町長は「地域コミュニティと連携し、子供の成長支援をより強化する」とし、議員たちも賛同した。
加えて、議題では、行財政改革の取り組み状況について報告された。関 識雄議員が報告資料を用いて、「中長期的な計画をもとにした改革を進めてほしい」と言及した。
最後に、今年度より設置される城里町議員定数等調査検討特別委員会用の委員選任が行われ、今後の議会運営に大きく寄与する期待が表明された。町長は、「議会の意見を真摯に受け止め、今後の施策に活かしていく」と述べ、定例会は閉会となった。