令和元年第5回12月定例会が帯広市で開催された。
総合体育館の老朽化に伴い、改築した新たなよつ葉アリーナ十勝が来年の開館を予定している。この新体育館は、収容人数が5,000人で、サブアリーナや多目的室を備えており、市民のスポーツ活動だけでなく、さまざまなイベントにも柔軟に対応可能な施設となる。特に障害者でも安心して利用できるよう、ユニバーサルデザインを取り入れた設計になっている点が強調された。米沢則寿市長は、「健康づくりや競技スポーツの振興を通して、まちににぎわいをもたらす施設として愛されることを期待している」と述べた。
さらに、帯広市では男女共同参画プランが策定され、20年間の変化について振り返られる。女性の雇用状況は改善しているものの、管理職に占める女性の割合は依然として低いため、さらなる取組みが求められている。特に、施設や政策が男女共同参画を意識したものであることが重要だとの声が上がっている。
また、スポーツ合宿や大会誘致に関しては、特にパラスポーツの振興に力を入れる方針が示された。既存の体育館を利用したプログラムや、全国規模の大会の誘致が進められており、北海道が誇るスポーツ施設としての役割が期待されている。市は、地域住民や観光客が安心して参加できるスポーツイベントの充実を目指しており、スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドの利用促進も進めている。
今後、特に注力することが求められるのは、地域のニーズに基づいた参加しやすい施策の実施だ。今年度の実績を基に、より一層の充実を図っていく必要がある。その他、総合体育館などの公共施設が地域活性化の拠点となるよう、積極的なプランが求められている。多様な価値観を受け入れる社会を目指し、互いに尊重し理解することが必要であると結ばれた。
このように、市内のスポーツや男女共同参画についても多くの発言が見られ、今後の取り組みに期待が寄せられている。