令和3年第1回帯広市議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
今回の臨時会では、令和2年度帯広市一般会計の補正予算、とりわけ新型コロナウイルスに関連した経費が大きな焦点となった。
市長の米沢則寿氏は、報告第1号として「弾力条項適用に関する報告」を行った。彼は「バンエイ競馬において約393億6,081万円の売上を見込んでいるが、今後の払戻金などの不足が見込まれ経費98億9,626万3,000円について弾力条項を適用した」と述べた。
また、議案第1号及び第3号については、除排雪予算に不足が生じ、財源として財政調整基金繰入金を追加することが提案された。質疑では「異議なし」との声が上がり、いずれの案件も承認された。
市長はさらに「令和2年度帯広市一般会計補正予算(第13号)」についても説明を加えた。新型コロナウイルスワクチン接種に向けた体制整備や感染防止対策に向けた補助金の追加が行われる。特に、第10款総務費では、接種に係る経費を追加し、第35款商工費では中心市街地の支援を強化する意義が示された。
会議では、委員会の付託省略や議案審査特別委員会の設置が決定された。出席議員全員が協力的であり、臨時会は順調に進行した。
最後に、議長は「次回の本会議は明日10時から行う」と述べ、散会された。