釧路市議会では、さまざまな議題が取り上げられる中で、特に不妊治療費助成事業についての意見が目立った。最近の政策変更により、不妊治療が保険適用となったが、その影響に関して市民の負担感が増しているという指摘があった。特に、釧路市では、保険適用外となる先進医療や交通費に対する助成が新たに創設される見込みであり、今後の協議が期待されている。また、釧路市内での不妊治療利用者の経済的負担の状況についても、より具体的なデータが求められた。
臨港鉄道跡地の活用についても重要な議題として取り上げられた。市民団体がイベントを通じて、こうした遊歩道の可能性を示している一方で、市がどのように力を入れていくのかが問われている。市は引き続き関係機関と協力し、地域資源を活用した街づくりを進めていく考えを示した。
さらに、児童発達支援センターの課題も議論された。現行の制度では、児童発達支援センターと民間事業所の併用が制度上難しいため、保護者は選択肢を十分に持てない現状がある。市としても、今後の療育方法の多様化を踏まえ、調整を進めていく考えを示した。
また、送迎保育ステーションやメンタルヘルスケアに関する施策についても取り上げられた。市民へのサポート強化が必要という強い需要が示され、特にメンタルヘルスケアに関しては、昨今の診療状況を踏まえた新たな支援策の検討が求められている。これにより、地域医療への不安感を軽減することが期待されている。
物価高騰問題についても改めて議論が為され、昨今の物価上昇が市民生活に与える影響を考慮し、今後の対策が求められている。市は、現状を踏まえた支援策を継続的に検討しつつ、具体的な計画を示すよう奨励された。