令和4年第2回東広島市議会定例会が6月23日に開催された。
出席議員29名が参加し、全ての議案が原案通り可決された。特に、令和4年度一般会計補正予算については、1億8,847万4,000円が追加され、総額963億4,430万1,000円となると報告された。市内飲食店への支援や中小事業者による新ビジネススタイル導入の予定が説明された。
また、国民健康保険税条例の一部改正案では、世帯人数に応じた課税限度額の引上げがあり、一部議員からは反対意見もあった。具体的には、負担増に対する懸念が示され、中間所得層の世帯に影響が出るとの指摘があった。反対討論を行った谷晴美議員は、国民負担率の高さについて言及した。これに対し、議論の後、可決された。
承認案の一つである専決処分の承認については、議会を招集する余裕がなく行った措置が承認を受けた。これに対する進行はスムーズだったが、報告を受けた際に議会側からの問いかけがあった他、財産の取得に関しても市民への影響が考慮されていることが確認された。
教育委員会委員の選任や請負契約についても承認された。特に、三津保育所の大規模改修工事については、耐久性を高めるための実施内容が説明され、慎重に進められる旨の発言があった。
閉会に際し、高垣廣徳市長は、議員への謝辞を述べ、今後も災害対策と市民生活の安定に尽力することが強調された。特に、新型コロナウイルス対策に関連した施策の実施が確認され、年間を通じた議会運営の重要性が再確認される場となった。議会では新任の副議長に玉川雅彦議員が選出され、協力体制の強化が期待されている。