令和3年第6回福山市議会定例会が2021年12月9日に行われ、各議題が議論された。
本会議では、予算案の補正や条例改正、開発行為に関する議題が一括して取り上げられた。特に、福山市一般会計補正予算案は地域住民への影響が大きく、注目を集めた。
八杉光乗議員が一般質問に立ち、初めに2022年度予算編成方針について言及した。市長の枝広直幹氏は「新年度に向け、安心と希望の都市実現に全力を尽くす」と述べた。
新年度予算には、「みらい創造特別枠」を設け、特にデジタル化が進む中で、新たな施策に重点を置く意向が示された。
八杉議員はさらに、厳しい財政環境において、新年度の財源確保策として行政のデジタル化、既存財産の活用、民間活力の導入を進める必要性を強調。
また、コロナウイルス対応についても言及があり、医療体制や自宅療養者への健康観察業務の整備状況が求められた。市長は「県と連携し、連絡体制の強化に努めている」と答弁。
さらに、教育関係の施策についても質問があり、教育長は、指導監査を強化し、教員の多忙解消に取り組む姿勢を示した。特に、子ども医療費助成制度の拡充への要望も多く挙がった。
市長は、「新型コロナ対策として、様々な施策を計画し、実行する考えだ」と明言した。市民生活向上に向けた施策が期待され、今後が注目される。