令和4年第6回二本松市議会7月臨時会が開催された。
議事の中で、市長の提案による財産取得や補正予算についての議案が重要なテーマとして扱われました。
その中でも、特に注目されたのは議案第55号の令和4年度一般会計補正予算です。
市長の三保恵一氏は、本補正予算について、原油価格や物価の高騰に伴う住民税非課税世帯への緊急支援を強調しました。
この予算では、現計予算の総額に歳入歳出それぞれ5,666万円を追加し、予算総額が304億7,889万円となることが示されました。
主な歳出項目には、物価高騰に対応する緊急支援事業に3,856万円が盛り込まれています。
また、教育関連では埋蔵文化財発掘調査に伴う費用の増額も含まれており、地域の文化遺産保護への対策が進められています。
加えて、議案第54号では、安達学校給食センターの厨房機器一式を購入するための財産取得に関する説明がなされました。
この機器の取得は、効率的な給食提供の実現を目指しているという情報も挙げられました。
質疑の中では、住民税非課税世帯への支援の対象となる世帯数について詳しい内訳が示され、高齢者世帯や障がい者世帯など、具体的な数字を交えて説明されました。
その結果、最大3,740世帯を対象にした支援が見込まれ、申請手続きの流れも明確にされました。
また、インバウンド誘客促進事業に関する議案では、今後の対応に関する議論が展開されました。
新型コロナウイルスの影響を受ける中で、安全な観光受入れに配慮する姿勢が確認されました。
さらに、二本松市監査委員選任に関連する議案も可決され、新たに議員から佐藤有氏が選任されました。
佐藤氏は、監査業務の重要性を再認識し、厳正な監査を実施するという意気込みを示しました。
議会は全ての議案を原案通り可決し、今期臨時会は閉会しました。