令和2年9月17日、二本松市議会において定例会が開催された。
出席議員全員が参加し、本会議は円滑に進行した。
まず、議案第76号から107号までの32件に対する審議が行われ、慎重な質疑を経て採決に至った。
文教福祉常任委員長の平敏子氏は、議案第101号の学童保育所条例改正に関して、17名の児童が保育を利用している状況を報告した。
現在の体制では、2名の職員を配置予定とのことだ。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を反映した令和2年度一般会計補正予算に関する審議も行われた。
この中で、業務委託料について具体的な金額の提示があり、コロナ対応に適した予算が計上されていることが確認された。
さらに、二本松城跡整備基本計画について、歴史的な価値を持つ資料に基づく復元計画が進行中であり、将来的な整備に向けた方針が明らかになった。
人権擁護委員候補者の推薦については、市長の三保恵一氏が説明を行った。
再任となる候補者について議会の意見を求め、承認された。
委員会提出議案に関しては、被災児童生徒就学支援事業と地方税財源の確保に関する意見書の提出が続けられた。
被災児童への支援が必要とされる中、意見書の内容には国からの継続的な支援を求める声が込められている。
新型コロナ感染症の影響を受けた地方財政に関する意見書についても追求され、地方税制の見直しが提案された。
全議案は原案通り採決され、異議なしで可決された。
これにより、令和2年第8回二本松市議会9月定例会は無事に閉会した。