令和3年12月16日、四国中央市議会において、定例会が開催された。議題の中には、市の保育所の条例改正や国民健康保険に関する条例改正が含まれ、議案に対する様々な意見が交わされた。特に、子育て施策や健康保険制度の改正は多くの市民に影響を及ぼすものであるため、議員間では熱心な議論が行われた。
一般質問では、議員たちが市の現状について掘り下げた。特に飛鷹裕輔議員は、国の税制改革について批判を展開し、個人への直接支援が不足していると主張した。彼は、新しい資本主義の実現に寄与するためには、格差を解消するための具体的な税制改革が必要であると訴えた。
また、飛鷹議員は市営住宅の改善についても言及。古い住宅の耐震性やバリアフリー化の必要性を挙げ、高齢者が住みよい環境を整備することの重要性を強調した。これに対して篠原市長は、現行の長寿命化計画を基に計画的に進めると述べた。
さらに、猫の増加やふん尿問題についても議論された。飼い主のない猫との共生をどう進めていくかが焦点となり、市内での苦情処理や適切な管理方法の普及が求められた。
議案審議では、複数の条例改正や補正予算に関しても議論され、高橋徹財務部長がそれぞれの内容を説明。こうした補正予算は、経済活動の支援と市民生活の向上を目指したものであり、必要な施策として支持された。
この日も、多くの住民が議会の動向に目を光らせており、議員たちの発言にも注目が集まった。市民の生活をより良くするための重要な決定が下される場であった。議長は、全ての議案についての審議を終え、次回の会議を12月24日に予定することを報告した。