令和4年6月20日、浦安市議会において一般質問が行われ、主に「ケアラー支援」や「認知症」などの重要なアジェンダが議論された。
斉藤哲議員は、ケアラー支援について4つの質問を行った。
その中で、"ケアラー支援法"の進展状況と地域における具体的な施策の必要性を指摘した。特に、ヤングケアラーや若者ケアラーに焦点を当て、彼らを支えるための実態調査の実施を強く求めた。教育次長の醍醐恵二氏は、今後、ヤングケアラーへの支援に関する検討委員会の設置を明言した。
また、認知症に関しては、今年3月に施行された認知症条例の評価と今後の認知症政策について意見が交わされた。斉藤議員は、認知症サポーターの養成講座や、認知症と共に生きるまちづくりの取り組みについても問いかけ、福祉部長の高梨誠二氏は、全国から注目が集まっているこの条例を通じ、地域連携の重要性を強調した。
さらに、いのちとこころの支援についても言及があり、孤立やセルフネグレクトの観点から、地域における精神的健康支援が求められた。特に新型コロナウィルスの影響で、孤独や社会的孤立の問題が顕在化しており、働きかけが重要であると指摘された。
文化芸術振興の部分では、文化・芸術が地域を豊かにする重要な要素であり、アートマネジメントや市民参加型のプロジェクトの推進が不可欠であるという認識が示された。