令和4年11月15日、野田市議会臨時会が開かれた。
議会では、議案第1号である令和4年度野田市一般会計補正予算についての議論が行われた。
この補正予算は、16億1,670万7,000円の追加を含み、歳入歳出の総額をそれぞれ599億5,026万9,000円とする。
新型コロナウイルスや物価高騰の影響に対処するための施策が中心に組まれた。
鈴木有市長の説明によると、補正予算は特に電力・ガス・食料品などの価格高騰を受けた緊急支援策を反映している。
具体的には、国の支援をもとに低所得者世帯に対して5万円を支給する緊急支援金と、児童手当の上乗せ給付金を設ける。
中学3年生までの児童には、1人当たり1万円を支給するという。
また、議会では過剰に支給された障がい者福祉手当についても厳しい報告が行われた。
市長は499人に対し、総額1,066万4,800円の過支給があったことを謝罪し、返還を求める意思を表明した。また、再発防止に向けた取り組みも強調し、関係職員に対しは厳正な対応を行う旨を述べた。
休憩後、総務委員会からの報告では、議案第1号が全会一致で可決される運びとなった。
委員会では、支給対象世帯数や申請方法、今後の予定などが質疑された。
このような背景の中、議会は令和4年11月15日の臨時会を終え、翌17日には障がい者団体との協議も予定されるなど、市の施策についての透明性が求められている。