銚子市議会は令和3年6月に定例会を開催し、数々の重要な議題が取り上げられた。新型コロナウイルス感染症の対応が喫緊の課題として浮上し、市民の命を守るためのワクチン接種の推進が求められている。市内では100人以上の感染者が確認されており、動きが必要とされている。
特に、新型コロナウイルスワクチンの接種に関しては、越川信一市長が市民協力の重要性を強調。また、行政機関が自ら率先してワクチン接種を進めるべきであるとの見解も示された。ディジタル化した防災行政無線の重要性も再認識され、機能拡充が語られた。
加瀬栄子議員からは、支え合う社会構築の必要性について質問が提起された。社会的孤立が進む中、ひきこもりや生活困窮者の実態把握に向けた市の取り組みについて市長に問われ、越川市長は地域の見守り活動を進めていることを答えた。
さらに、男性の育児休暇取得促進に関する申し出もあり、現状の取得率は女性職員が100%に対して男性は12.5%であることが報告された。男女平等な育児休暇の取得を促進し、市全体で育児支援の体制を整備する決意が示された。
観光関連では、銚子観光施設のモニターツアーについても議論があり、土産品や食文化、自然の景色を生かした観光振興策が模索される。観光客をいかに呼び込むかがテーマとなった。