尾張旭市議会は6月20日に再開し、様々な施策についての質問が行われた。
櫻井直樹議員は、子育て世代を支援するための施設拡充を要望した。特に、城山公園のスカイパークの成功を引き合いに出し、市内に子育て支援施設を更に増やすべきだと訴えた。また、屋内遊具施設についても提案した。これに対し、こども子育て部長の竹内元康氏は、他自治体の成功事例を参考にしながら、システム検討を進める考えを示した。
次に、陣矢幸司議員は自転車通学の安全指導について言及した。市内の交通安全状況を踏まえた内容で、特に中学生向けの安全指導を強調した。都市整備部長の伊藤秀記氏は、年間を通して安全指導を行っていることを説明し、特に自転車通行空間の利用状況について報告した。また、安全意識向上のための啓発活動を続ける考えを示した。
高齢者にやさしいまちづくりについて、議員たちからの質問も多く挙がった。特に、独居高齢者への支援が課題として取り上げられた。健康福祉部長の臼井武男氏は、独居高齢者が直面する様々な困難について認識しており、高齢者支援に強化策を検討していることを説明した。
また、防災DXの観点から、尾張旭市の防災アプリについても触れられた。市民に役立つ機能が多くあり、登録者数も増加しているが、更なる利用促進が必要との意見も出た。総務部長の三浦明氏は、今後も情報提供を工夫し、より多くの市民に情報発信していく方針を示した。
このように、尾張旭市は未来志向の政策を通じて、子育て世代や高齢者への支援を進め、安心・安全な地域づくりを目指している。議会はこれらの施策が実現されるよう、主体的な議論を続けていく。そのためには、何よりも地域住民一人一人の声を大事にし、リアルなニーズを測り取ることが重要となる。