令和3年6月30日、江南市議会は定例会を開き、多くの議案が議論された。
重要な議案である「令和3年度江南市一般会計補正予算(第4号)」では、884万6,000円が新型コロナウイルス感染症により困窮する世帯への支援金として計上された。この支援金の目的は、新型コロナウイルス感染症の影響で生活が困窮した世帯に、生活支援を行うことである。
健康福祉部長の松本朋彦氏は、支援金の支給対象となる世帯の詳細について報告。現在、江南市では、単身世帯が16、2人世帯が3、3人以上の世帯が合計31世帯と確認されている。この支援金は月6万から10万円の範囲で、最大3か月間支給される。また、個人情報の扱いについても議論され、市側は法律に基づ於゙情報提供を求めることができると述べた。
また、その他の議案として「江南市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正」や「江南市交通安全条例の一部改正」のように、制度の改正も数多く議決され、特に交通安全条例の改正については、ヘルメットの着用を促進する内容である。市民の交通安全意識を高める狙いがある。
更に、「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書」に関する請願書は、賛否が分かれる中で継続審査となった。この問題は国にも関わる事柄であり、議員たちの間でも意見交換が活発に行われている。
同日付議案は全て可決され、市長の澤田和延氏は議事を締めくくり、全体の進行に感謝を述べた。議会は今後も市民の福祉向上に向けた活動を続ける意向を強調している。