令和2年9月8日、東浦町で定例会が開催され、重要な議案が審議された。
議会ではまず、会期が本日から9月28日までの21日間に決定された。続いて、教育委員会委員の任命についての議案が提案され、町長の神谷明彦氏が「新たに浅田謙司氏を任命する。教育に対する高い見識を持つ」と発言した。また、現委員である水野善久氏の再任も求められ、これも承認された。
次の議題は、令和元年度の一般会計決算に関するもので、呈示された決算書によると、歳入総額は159億4,364万円、歳出総額は151億7,284万円となり、実質収支額は黒字決算の7億2,286万8490円を報告した。
総務部長の神谷敏彦氏は、歳入の減少要因として、繰入金や繰越金の減少を挙げ、歳出では公共施設等整備基金の減などを説明した。さらに、年度間の収支状況も含め、年度を経るごとに健全性が保たれていることが強調された。
報告された特別会計決算も同様に審議され、国民健康保険事業特別会計は1億7,130万円の黒字決算、また土地取得特別会計は収支均衡を実現していることが報告された。
その後、東浦町の繰上償還金に係る一部免責に関する条例の説明がなされ、神谷明彦町長は、「職員が無理なく職務を遂行できる環境を目指す」と述べた。一方、税条例の改正についても触れられ、個人住民税の非課税措置などを調整することが発表された。
これらを踏まえ、議会は補正予算案の審議に入り、42号の議案、AIサーマルカメラおよび災害用簡易間仕切りの購入が提案された。契約金額は、AIカメラが589万445円、簡易間仕切りが2,860万円であり、各業者と締結される見通しである。
最終的に、議会は議事を進め、次回の質疑は14日に行うことを確認し、休会を宣言した。