令和4年6月23日に開催された、東浦町議会の定例会は、一般会計補正予算や各委員会報告が主要な議題として取り上げられた。
この会議では、議案第32号である「令和4年度東浦町一般会計補正予算(第6号)」の説明が行われ、総務部長の宇治田昌弘氏が予算の365万9,000円の追加について紹介した。特に、民間保育所等の給食費軽減対策のために、県の補助金を受ける形で本町が補助を行うことが述べられた。
「民間保育所等に対し、給食費の軽減支援を行います」と宇治田部長は強調し、児童一人当たり1食40円の補助が決定され、町内の対象施設は東ヶ丘幼稚園と夢ハウスめどっこ保育園の2か所に限られることも伝えた。
議会の後、質疑応答が行われ、長屋知里議員からの質問に児童課長の青木恭弘氏は、対象となる施設や児童数について詳しい情報を提供した。この支援は4月から9月の間に実施される予定であるが、今後の延長については未定であることも指摘された。
また、委員会報告も行われた。経済建設委員会や文教厚生委員会による地域振興策として、特に物価高騰対策に関する関心が集まった。総務委員会の間瀬宗則委員長は、デジタル田園都市国家構想推進交付金に関連する予算の見通しを述べ、透明性を持った運営が求められると触れた。
議案第32号の質疑では、保育所給食費の補助の根拠や運用方法、また対象施設の選定や地域に与える影響に関しても議論が交わされた。委員による討論では、地域の食材を活用する形での給食費支援の重要性が強調され、教育長の庄子亨氏も、さらなる支援が必要であると述べた。