令和5年3月7日、与那原町の定例議会が行われ、いくつかの重要な議案が審議された。
最も注目を集めたのは、令和4年度与那原町一般会計補正予算(第9号)である。特に、歳入歳出がそれぞれ205,934千円の減額となり、補正後の総額が9,118,716千円に調整された。副町長の城間秀盛氏は、「歳入の内訳において、町税が28,973千円、地方消費税交付金が25,416千円の増となる」と述べ、具体的な数字を挙げて説明した。
また、令和4年度国民健康保険特別会計補正予算(第5号)も可決された。この補正予算の額は歳入歳出がそれぞれ15,525千円の追加で、総額は2,298,446千円に達する。健康保険課長の伊集哲氏は、「県支出金が19,864千円の増となり、補正顕著且つ効果的な支出を見込んでいる」と強調した。
さらに、後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出ともに1,609千円の減額修正が行われ、総額は166,494千円に設定されている。これに関しても同様に副町長が詳細を示し、必要な費用の明確化が図られた。
加えて、令和5年度予算案も審議された。一般会計の規模は9,433,897千円となり、前年同比で10.4%の増となることが報告された。財政課長の仲里武徳氏は、 「教育施設の整備や災害対策に向けた重要な予算計上が含まれている」とする一方、特定の項目の老朽化や課題への対処が必要であることに触れた。
議案の処理を迅速化するための措置も採られ、各議案は委員会に付託されることになった。この手続きにより、今後の詳細審議が進められる見込みである。