令和2年第8回大口町議会定例会が、11月27日に開催された。
出席した議員は15名であり、議長の倉知敏美氏が開会を宣告し、議事日程に従って会議を進行した。
まず、日程第1において会議録署名議員として、佐名かよ子氏と近藤時男氏が指名された。続いて、日程第2では会期が本日から12月18日までの22日間と決定した。議長は、会期中の日程についてタブレットでの配信についても確保されていることを協力を求める。
次に、監査委員から例月出納検査の結果報告があり、町長の専決処分についての報告も行われた。建設部長の山本重徳氏は、人身事故に関する和解の内容を説明し、30万円の賠償に関する情報を届けた。また、生涯教育部長の社本寛氏は、物損事故に関する報告を行い、修理代が全額町から保障される旨を述べた。
日程第4では、財産の取得と特別職職員の報酬についての議案がまとめて提案され、鈴木雅博町長は小中学校へのタブレット端末購入について詳細な説明を行った。2,500台を1億4,740万円で購入することが提案された。
議案第95号から議案第98号までは、特に議員報酬に関する改正が目を引いた。江幡満世志氏は、議員の期末手当および職員の給与改定が国の基準に基づくものであることを強調した。
その後、地方自治法に基づく意見書提出についてもあった。議員提出の観点から、吉田正議員と江幡議員が社会保障の施策拡充を求める意見書を発表し、結束を強めていく考えを示した。特に新型コロナウイルスの影響で明らかになった医療・介護体制への課題を挙げ、国への要請が必要であると発言した。
その後、全議案は討論なく可決され、議会は令和3年に向け、次のステップへと進む準備が整った。議会が目指すのは、地域のニーズに応える健全な行政運営であり、そのための継続的な議論と提案が重要であるのは間違いない。