令和5年12月の庄内町議会で、様々な議題が討議された。特に令和6年度予算の編成については、町民の暮らしを守るため、農業支援が重視されていると強調された。町長は、農業の中でも特に米の収量が減少し、農業者の意欲も落ちていることを憂慮し、適時適切な支援を行う方針を示した。
介護保険に関しては、第9期介護保険事業計画についての検討が進められており、保険料の見直しが行われている。議論では、介護保険料について一般会計からの繰り入れも考慮すべきとの意見があったが、現状では難しいとの回答があった。
また、毎年恒例の「しょうない秋まつり」は、9,000人以上の来場者を集めた。天候には恵まれなかったものの、多くの町民が参加し、特産物などを楽しみながら、町の活気を感じるイベントとなった。実行委員会では、来年度への反省点や改善点も議論され、より良い祭り作りに向けた意見が出された。
さらに、スクールバスの冬期運行についても議論が交わされた。特例運行を行う集落があり、冬季の登下校に対する安全対策の重要性が再確認された。暴風雪や視界不良の場合には、スクールバスが運行されるが、町長は安全を第一に考えるよう求めている。
鳥獣被害や農業振興についても、町の施策が求められており、特にクマやイノシシの問題に対しては、行動指針が定められている。しかし、収穫量や市場価格の低下など、農業従事者への影響が懸念される中、町の支援の必要性が強く訴えられている。