令和5年第6回庄内町議会定例会が12月11日に開催された。
議題には、町営バス車両購入や道路メンテナンス事業、除雪機械の購入、さらには各種補正予算等が含まれており、重要な決定が行われました。
まず、議案第120号において町営バス車両の購入についての議論が行われ、町長の富樫透氏が「2台のマイクロバスを購入する予定で、契約金額は11,933,075円」と説明しました。この車両は町にとって重要な交通手段であり、住民サービスの向上に寄与することが期待されている。
続いて、議案第121号では橋梁長寿命化修繕計画に基づく橋梁補修工事の契約が提案されました。契約金額は224,400,000円で、国からの補助が60.5%あることが明らかにされ、町の負担率は39.5%となります。
その後の議案第122号では、除雪機械の購入契約が可決され、費用は52,965,000円、いわゆる「ロータリー除雪車」を買うとのことでした。冬季の除雪作業の効率化を図る狙いから、非常に重要な案件として取り上げられました。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算(第6号)として1億6,383万5,000円が追加され、町の財政環境に配慮した対応が行われています。この補正予算により、低所得者世帯への生活支援や地域振興が図られます。これに対し、工藤範子議員は「支援金は1世帯当たり7万円で、対象者に対する早急な対応が求められる」と述べました。
また、介護保険特別会計の補正予算も承認され、介護サービス向上の一助とされています。国民健康保険税条例も改正され、出産に関連する抗税措置が新たに設けられるとのこと。
加えて、手数料条例の改正も行われ、今後の行政サービスにおける書類の電子発行化が進み、利用者の利便性向上が期待されます。この中で、議員の間からは「セキュリティ対策や運用方法について慎重に進める必要がある」との意見も呈されました。
特別職に関する給与条例の改定についても議論され、「今後は事務的ミスを防ぐため、二重チェックを徹底する」との方針が示されました。今回の定例会では、住民のニーズに応じたサービス向上が議題となり、活発な議論が展開されました。
議長の石川保氏からは、今年の活動を振り返り、今後の取り組みへの期待が述べられた。これにより、庄内町の発展が図られることが期待されています。