令和2年3月6日、日高町議会で令和2年度日高町一般会計予算などの主要議案が審議された。
午後5時01分に延会された会議では、令和2年度日高町一般会計予算を始めとした複数の予算案が上程され、各議案に関する質疑が行われた。
まず、日高町民からの関心が高い「令和2年度日高町一般会計予算について」では、町長の大鷹千秋氏が予算の概要を説明。説明の中で、経済対策や地域振興、教育関連の施策に重点を置くことが強調された。
また、国民健康保険や後期高齢者医療など、住民の生活に直結する制度についても、議員から質問が相次いだ。「介護保険事業特別会計予算について」質問した佐藤則男氏は、今後の高齢化社会に向けた町の対応を懸念する声を上げた。多くの議員が同様の立場から意見を述べた。特に、予算の依存先や国の助成金に関する議題が挙がり、今後の地方自治体の財政運営が注目されている。
他に、地域経済の振興策や、日高町の観光産業を支えるための施策に関する質疑も行われた。特に観光協会への補助金がカットされたことに対しては、議員から強い反発の声があがり、観光振興に向けて再度見直しを求める意見が多数寄せられた。日高町の観光産業がどのように復興し、発展していくのかが今後の重要な課題であることが認識されている。
また、新規就農者受け入れの施策についても言及され、若者の定住促進への取り組みが求められている。
このように、日高町の未来に向けた議論が白熱する中、町議会では多様な観点から多くの意見が交わされ、今後の施策に大いに影響を与える内容となった。