令和4年11月4日、日高町議会において令和3年度日高町一般会計の歳入歳出決算認定が議題となった。
会議ではまず、予算の現状について質疑が行われた。特に、井上 義生君が医療技術者等修学就業資金貸付制度に関する実績を取り上げ、前年と比べた実績について説明を求めた。これに対し、子育て健康課長の小野 俊勝君は、令和3年度の貸付けが2件分であることを報告した。1件は保健師志望で、もう1件が看護師志望であることが確認された。
さらに、蔦 守君は富川国民健康保険診療所の特別会計繰出金について言及し、前年比約135%の増加理由を問いただした。富川国民健康保険診療所の事務長、田中 幸樹君は、新型コロナウイルスの予防接種が影響していると説明した。また、インフルエンザの予防接種助成金についても、前年度比で310万の減少が見られるとしてその理由を質問された。
住民生活課に関する質疑では、渡部 力君が公衆便所の管理箇所数を尋ね、町の現状を確認した。住民生活課環境生活・アイヌ政策グループ主幹の法理 智典君は、令和3年度の公衆便所が6箇所であると答えた。さらに、その後の質疑では町の産業振興に関する具体的取り組みにも焦点が当てられた。
また、農業における経費の使途や農業の振興について、真壁 悦夫君が水田活用交付金の状況について質問を投げかけ、産業課長の湯村 篤司君が詳細を説明した。特に、飼料用作物の交付金減額に関連して、町の対応や農家の反応に関する議論が行われた。
会議の終盤では、教育分野の予算獲得とその利用についても議論された。小園 暁子君が学校給食への影響を指摘し、その状況を教育委員は説明。特に給食の残菜問題やその処理についての現状が次第に明らかとなり、今後の方針についても意見が出た。
町長の大鷹 千秋君は、全体を通して町の状況を評価し、各課の連携の重要性を強調した。今後の手続きとして、7日に計画されている次の会議において、各質疑に対する答弁が行われる予定である。