令和3年9月9日、日高町議会は、感染症対策や公共事業について活発な議論を展開した。特に、教育環境の整備や公営住宅に関する進捗状況に注目が集まった。
最初の質問では、小園暁子議員が新型コロナウイルス感染症の影響を受けた児童生徒の学力向上策について質問した。教育委員会管理課長の本間一樹氏は、タブレットの1人1台配置が完了したと説明し、その活用例として、理科の授業において各自のタブレットを使って生物の進化を学ぶ姿勢を示した。また、未就学児童への支援も継続して行われているとした。小園議員は、今後の取り組みについて、特にプログラミング教育に対する指導現場の環境が整えられるべきだと訴えた。
続いて佐藤則男議員が日高自動車道の整備要望について質問を行った。企画財政課長の戸川貴教氏は、日高自動車道の現状について説明し、今後の整備促進について要望を定期的に行っていると述べた。また、門別競馬場の大規模改修についても質問があり、町長の大鷹千秋氏は、このプロジェクトが地域活性化に大きな意義を持つことを強調した。
また、真壁悦夫議員は、廃タイヤボイラーの燃料に関する問題について議論を展開した。廃タイヤの購入が法的に問題視され、事業運営において存在する違法状態が認識されたことについて、今後の改善策について著名な指摘を行った。特に振興局からの指摘文書が無かった件についても確認が必要と述べ、透明性を求めた。昨年よりも増加したコストに関しても質問があり、改善分野の検討が求められた。
さらには、townの方針として新たな施設利用を進めることが重要視され、これにより地域の安全や住民の生活環境を守る意義を明らかにした。議会では公共施設の管理に関する短期・中期計画の必要性が確認され、来年度以降の具体的な対策に向けた意見が多く寄せられた。特に、地元住民との継続的なコミュニケーションが強調された。
このように、議会は地域におけるさまざまな課題に真正面から取り組む姿勢を示し、進展が見込まれる議論を展開した。