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7期目の柏木市長、次期市長選への非立候補を表明

令和2年3月の御坊市議会では市長が次期選挙に非立候補の意向を表明。新型コロナ対応やAED設置の課題も議論される。
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令和2年3月11日に開催された御坊市議会定例会では、様々な重要議題が取り扱われた。特に、柏木征夫市長が7期目を迎えるにあたり、今後の市政運営や新型コロナウイルスの影響についての質問が多く寄せられた。

開会に際し、向井孝行議長は東日本大震災から9年経つことに触れ、犠牲者への哀悼の意を表した。その後、日程に沿って「会議録署名議員の指名」や「一般質問」が行われた。

西本和明議員は、次期市長選挙に関し、柏木市長の意向を尋ねた。柏木市長は、長年の市政の経験を踏まえ、次期選挙には立候補しない意向を示した。立候補を控える理由として、「新しい世代へ道を譲りたい」とし、現市政の継続を求める市民の声もあると述べた。

さらに小池佐左夫議員からは、新型コロナウイルス対策の質問があった。市内の状況を踏まえ、学校の一時的な閉鎖と学童保育の運営に関して、具体的な対応状況を報告した。また、社会福祉部門からは学校への手指消毒用アルコールの備蓄状況も説明された。

AEDの設置について、芝田学議員が家族や地域での保有状況を把握する要望を述べた。消防局はAED設置の重要性を強調し、公共施設での利用環境改善を検討する意向を示した。市の取り組みとして、「安全な地域づくり」を目指す方針が伝えられた。

最後に、和田勇氏に対する顕彰事業についても報告があり、地域の偉人として尊重されるべき立場を強調する場面もあった。市長、市議会は今後も地域の名誉市民を称える努力を継続する意向を示した。市民と市議会の信頼関係を築くことが今後の課題とされている。

こうした多様な議題が扱われた今回の定例会は、御坊市の今後の方針や施策に良い影響をもたらすものと期待されている。特に新型コロナウイルスの影響に対して、地域社会全体での取り組みが求められる中、議会の適切な対応が注目される。

議会開催日
議会名令和2年3月御坊市議会定例会
議事録
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