令和2年3月9日、御坊市議会の定例会が開かれた。
本会議では、第13号から第15号議案に関する質疑が行われた。
議題としては、令和元年度一般会計補正予算と介護保険特別会計、公共下水道事業特別会計の補正が取り上げられる。
小川春美議員は、第13号議案に対して質疑を行った。
歳出の総務費に関する内容について質問をし、補正に至る理由を問うた。
総務課長の桑憲史氏は、「デジタル防災行政無線施設の整備工事の減額について説明し、入札による残額の減額があった」と述べた。
さらに小川議員は、工事の進捗状況についても質問した。
桑憲史氏は、「現在、関係業者との協議を進めており、工事の計画地での現地調査が終了した」と報告。
この工事が完了すれば、令和3年度4月からの運用を目指すとの見通しを示した。
次に教育費に関する質問でも小川議員が登場。
学校における校内LAN整備事業について尋ねた。
教育総務課長の阪本興平氏は、「児童・生徒1人1台の端末利用を実現するためのLAN整備を行う」と説明した。
質疑の中では、教育委員会への提言として、「教師の数を増やすことも必要」とする意見が出た。
これに対し阪本氏は、「現場の声を聞く体制を整えたい」と述べた。
続いて田端卓司議員が、退職手当に関する質問を行った。
総務課長は、今年度の退職者が11名であることを明らかにし、採用予定の職種も説明した。
ハザードマップ作成に関する質疑も行われ、土砂災害と洪水に関する情報が記載されることが報告された。
土木課長は、「マップは8月頃に完成予定で、全戸配布を予定している」と述べ、この施策の重要性を強調した。
採決では、全議案が原案通り可決された。
特に介護保険特別会計補正予算は全員賛成での可決となった。
市議会は今後とも市民サービスの向上及び教育環境の充実、災害対策の強化を目指して活動していく考えを示した。
なお、次回の休会日が3月10日と決定した。